プリウスと聞くと誰もが知っているほど認知度が高い車となりました。

去年2017年で20周年となるモデルで超ロングセラー商品と言えるでしょう。

 

しかし、プリウスの中古相場が急落したと耳にしましたので、今回は急落の真相、買取価格の減少、中古相場が下がるポイント、さらにこれから中古車を購入する方に買っても損が無い方法をご紹介しようと思います。

 

プリウス中古車相場が急落は本当?買取価格も下がる?

初代プリウスは1997年から販売され、21世紀のモデルカーとして販売開始されました。

 

初代の概念を変えずに、ガソリンに依存せず、「環境にやさしいクルマ」を目指して今年で4代目となるロングセラー商品となりました。

 

初代、2代は販売台数は控えめでしたが、3代目は爆発的にヒットし、一時期には生産が追い付かず最大10カ月納車待ちが相次ぐ状態となりました。

 

爆発的なヒットの要因は、3代目プリウスは販売チャンネルをトヨタ4系列全てで取り扱うようになったのと、エンジンを1.8リットルに変更しつつも価格を抑えたことが要因でしょう。

そして、2015年にプリウスがフルモデルチェンジし現在に至ります。

そこで、3代目プリウスの中古相場が急落した要因をご紹介しましょう。

3代目プリウスの中古相場が急落した要因

 

具体的に3代目プリウスの中古相場が急落した要因をご紹介しましょう。

 

フルモデルチェンジによる値段の暴落

 

フルモデルチェンジが行われると価格の低下は必ずありえますが、プリウスの場合前モデルが爆発的にヒットし流通台数が多くなり、それが中古車市場に流れ込んでいる為不飽和状態となり価格の暴落が一つの要因です。

 

人気ゲーム機などでも同じ要因で、発売当初は入荷待ち状態の時はプレミア価格がつくほど人気がありますが、市場に浸透する頃には価格競争が始まります。

 

そして、次のゲーム機が出る頃には買い替えで前ゲーム機が全く売れず価格が急暴落する現象と同じです。

 

他社ハイブリッド車との値段競争

3代目プリウスが爆発的にヒットし、どのメーカーもハイブリッドカーに力を入れています。

 

プリウスの対抗馬となるのが意外ですが、ホンダの「フィット」、「フィットシャトル」が挙げられます。

 

ファミリーでもコンパクトカーや軽自動車が選ばれる傾向にありますので、プリウスより小さくてハイブリッドカーである「フィット」、「フィットシャトル」を選ぶ選択肢も出来たことが要因でしょう。

 

SUVブームの影響

マツダ「CX-5」の大ヒットを皮切りにどのメーカーもSUVの開発に力を入れています。

トヨタでも2016年12月に「CーHR」が発売され売り上げを伸ばしています。

 

3代目プリウスからの新車乗り換えの場合、この「C-HR」が選ばれる要因が多く、ハイブリッドカーでありながら、SUVスタイルを楽しめることにより需要を伸ばしています。

 

その影響により中古車市場に流れ込む量も多くなり、価格が暴落する要因になると言えるでしょう。

 

上記の3つの要因が大きく影響し価格を暴落させる原因となっております。

 

過去の乗り換えサイクルでは7年前後で乗り換えでしたが、現在車は少し伸び乗り換えサイクルは8年前後で乗り換えする傾向にあります。

 

3代目プリウスを新車購入された人は現在が乗り換えサイクルの期間になりますので売却される方も多く、中古車市場に流通する量が多くなりますが、他社ハイブリッドカーの中古車流通も増えつつある中で競争となりますのでどうしても3代目プリウスの中古車があふれてしまう現象となっております。

 

その上、昨今のSUVブームもありハイブリッドカーの売れ行きも低迷する中、中古車市場でプリウスがあふれてしまう点も要因の一つです。

 

買取価格もフルモデルチェンジに伴い低下する傾向となりますが、目安としましてはフルモデルチェンジから5カ月以降から緩やかに下がる傾向です。

 

しかし、3代目プリウスに関しましては中古車市場でも不飽和状態となっていますので買取価格も低下する傾向となっております。

 

一時期では買取価格100万円前後だった所、現在では40万円前後と買取価格も急暴落する現象となっております。

 

プリウス中古車の相場が下がるポイントは?

プリウスの中古車相場が下がるポイントを挙げてみようと思います。

フルモデルチェンジに伴い緩やかに下降するが・・・

 

フルモデルチェンジ直後は中古車市場にはあまり影響はありませんが、発売から半年、1年が目安となります。

 

通常ですと緩やかに中古相場が下降する傾向ですが、仕入れと供給のバランスが取れておらず、中古車市場であふれてしまう為価格競争となり中古相場が下がって行きます。

 

他社ハイブリッドカーとの競争

現在は中古車市場でもハイブリッドカーが主流となっており、競争が激化しています。

ファミリー層の普通車から軽自動車に乗り換えの傾向もあり、3ナンバー離れが増えています。

 

そんな中プリウスの競争相手となるのはコンパクトカージャンルとなりますので競争が激化します。

 

トヨタでも「アクア」との比較になったり、3ナンバーですとハイブリッドSUVスタイルの「C-HR」との競争となり、「C-HR」に軍配が上がってしまいます。

 

そんな中古車プリウスですが、次の項目ではおススメ価格や買っても損が無い方法をご紹介しましょう。

プリウス中古車のおススメ価格は?買っても損が無い方法は?

上記の項目では一見デメリットばかりの印象はありますが、賢く購入する方法はあります。

 

まず、プリウスの中古車価格を見てみましょう。

 

現在のプリウス中古相場ですが、最高で300万円前後のドレスアップコンプリートカーを筆頭に高値を付けています。

 

中でも1.8リッターモデル、G’sが現在も高値で販売されており、200万円前後~となります。

 

最安値で、総支払額65万円~、走行距離10万キロオーバーの物もあり一時期の人気を考えると価格は低下しています。

 

そこで3代目プリウスのおススメ価格をご紹介しようと思います。

3代目プリウスの狙い目

価格も低下し台数も豊富な為状態の良いプリウスも多く販売されています。

そんな中狙い目のポイントをご紹介しましょう。

 

まず、走行距離は4万キロ未満を選びましょう。

4万キロ未満ですと購入後のトラブルも少なく消耗品の劣化も少なくまだまだ乗れる状態ですので狙い目です。

 

また、修復歴ありの物は後々のトラブルを考えると避ける方が無難です。

価格は100万円予算で十分狙えます。

 

人気カラーの「ホワイト」、「ブラック」も販売台数が豊富な為100万円以内でも十分足ります。

逆に購入金額が安い為買取価格もこれからも低迷する方向ですので乗り潰す方にはおススメです。

 

プリウス中古相場急落、買取価格、下がるポイント、おススメ価格まとめ

プリウスのフルモデルチェンジ、他社との激戦、SUVブームが影響し3代目プリウスは急激に中古相場が暴落しています。

 

新車流通量が多い車の中古相場の暴落はありえる話ですが、3代目プリウスはそれ以上に暴落を見せています。

 

逆に考えると、ハイブリッドカーでは無い車をお持ちの方には格安で状態の良いプリウスを購入することが可能な為お買い得ですが、今後の乗り換えを考えると買取価格も低下する為おススメはできません。

 

故障するまで乗る分にはコストパフォーマンスも良くリーズナブルな面もありますので長距離を走られる方などにはおススメと言えるでしょう。

 

 プリウス中古車と車中泊をもっと詳しく知りたい方はこちらから

 

この記事を書いた人

大吉

アラサー超えた一般的なサラリーマン。ネットサーフィンが日課。

今狙っている車はフォレスターでいずれ乗る目標の車はベンツSクラス!!

最近ハマっている食べ物は、成城石井のスモークチーズ^^