トヨタ・新型RAV4は、雪道でどの様な走行性能を発揮することができるのでしょうか。
新型RAV4は、市街地での街乗りからアウトドアまで幅広く使うことのできるSUVですが、
スキーやスノーボードを楽しむため雪道での走行性能に興味があると言う方も多いのではないでしょうか。
雪道での走行は、自動車の性能を大きく左右する部分でもありSUVとしては非常に大きな
問題ともなるため、ぜひ概要を把握しておきたいところです。
そこで今回は、新型RAV4の雪道での走行性能や走行性能をさらに高めるための対策などを中心に、
トヨタ・新型RAV4と雪道の走行性能について解説をしていきます。
Contents
新型RAV4の雪道での走行性能はどの様な感じ?
引用:https://godzilla-japan.com/
トヨタ・新型RAV4は、泥道や未舗装路などの悪路でも安定して走行することができ
アウトドアでも活躍する場の多いSUVですが、雪道での走行性能はどの様なものとなっているのでしょうか。
新型RAV4の4WDモデルには、従来型の機械式や電気式4WD機能に加えて、前輪と後輪に掛かる力を
コンピューターが検知し、左右の車輪で独立してエンジンやモーターから伝える動力の大きさを
コントロールする、ダイナミックトルクベクタリングAWDと言う最新の機能が世界で初搭載されている事が
大きな特徴です。
これに加えて、2019年のフルモデルチェンジを機にフロントサスペンション周りの剛性が約40%、
ボディの捻れに対する剛性が約60%旧型モデルから向上した新型のシャーシが採用されており、
滑りやすい雪道でも車重の荷重移動が最小限に抑えられる事から、従来型のSUVよりも更に雪道で
安定した走行性能を発揮することが可能となっています。
分かりやすく例えるのであれば、従来は雪道の滑りやすさに応じてドライバーがアクセル量を調節し
スリップを抑制すると言うものでしたが、新型RAV4の場合にはコンピューターが滑りやすい車輪を
検知し動力を制限してスリップを抑制していると言う事になるのです。
これらの事から、新型RAV4の雪道での走行性能は非常に高くなっていると言えますので、
参考にすると良いでしょう。
新型RAV4の雪道での走行性能は4WDと2WDでどちらの方が高いの?
引用:https://godzilla-japan.com/
トヨタ・新型RAV4は、従来型の4WD機能に加えて世界で初搭載となる
ダイナミックトルクベクタリングAWDなどの機能が備わっている事から、雪道でも高い走行性能を
誇る事が分かったと思いますが、新型RAV4には4WDモデルと同時に2WDモデルも設定が行われています。
では、新型RAV4に設定されている4WDモデルと2WDモデルでは、どちらの方が雪道での走行性能が
高くなるのでしょうか。
結論から先に言ってしまうと、新型RAV4などに設定される4WDモデルと2WDモデルでは、
圧倒的に4WDモデルの方が雪道での走行性能は高くなります。
自動車と言うのは、エンジンやモーターで作り出された動力をタイヤに伝える事で走行を行う事が
できますが、雪道などの雪上路面では通常の舗装路よりもタイヤと路面の密着度が低くなり、
走り出す力が弱くなってしまう事が特徴です。
この際、動力の伝わる車輪の数が2WDよりも4WDの方が多く、4輪全て駆動する事によって
弱まった走り出す力を補う事ができるため、雪道など雪上路面での走行性能は4WDの方が
高くなると言う訳です。
新型RAV4の2WDで雪道を走行するのは無理?
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トヨタ・新型RAV4に設定されている2WDと4WDでは、駆動する車輪の数が多く走り出す力が
増える事から4WDモデルの方が雪道での走行性能は高くなることが分かりましたが、
様々な理由から2WDモデルの購入を検討している方も多いと思います。
では、新型RAV4の場合2WDモデルで雪道を走行することはできないのでしょうか。
前述した通り、自動車は雪道などの雪上路面では通常の舗装路よりもタイヤと路面の密着度が低くなり、
走り出す力が弱くなってしまう特徴がありますが2WDモデルでも走行が行えないと言う訳ではありません。
また、新型RAV4の2WDモデルの場合には前輪駆動車(FF車)となるため、後輪駆動車(FR車)
のように雪道でアクセル操作を誤った場合でもドリフト状態の様になる事はありませんので、
4WDモデルと比べると雪道での走行性能は低くなりますが走行する事は可能です。
ただし、2WDモデルの場合には通常の舗装路を走行する場合に発揮できるタイヤの力が100だとすると、
雪道などでの場合には50~60程度の力しか発揮することができず、雪の多さによっては4WDモデルよりも
早く走行が行えなくなる恐れがありますので、注意をしなければなりません。
新型RAV4は4WDでも雪道で走行性能を発揮させるには対策が必要
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トヨタ・新型RAV4に設定される4WDモデルは、様々な電子制御によって雪道でも高い走行性能を
誇る車ですが、4WD仕様であっても必ず操縦安定性が優れていると言う訳ではありません。
確かに4WDは、2WDと比べ駆動する車輪が多い事から雪道などの滑りやすい路面や泥道などの悪路を
走破する性能に関しては優れていますが、走り出してから自動車が止まると言う点に関しては
4WDと2WDで同じ動作となります。
この止まると言う動作は、タイヤが大きく関係しておりタイヤの性能や質によっては4WDでも
操縦安定性が低下してしまい、カーブを曲がりきれなくなる場合ややブレーキを掛けてからの制動距離に
大きな影響を与える場合があるのです。
そのため、新型RAV4に搭載される4WDシステムは雪道を走行する上で非常に高い機能を誇りますが、
雪道などを走行する場合にはスタッドレスタイヤを導入する、タイヤチェーンを装着するなどの対策を
行わなければ4WDとしての走行性能を最大限発揮することはできませんので、注意が必要となります。
新型RAV4で万が一雪道などでスタックしてしまった場合の対処法
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トヨタ・新型RAV4は、最新の電子制御システムを搭載していることから雪道などの悪路でも
優れた走行性能を発揮できる特徴がありますが、性能が優れていても全てのトラブルを
防ぐことはできません。
特に雪深い場所などでは、新型RAV4に設定されている4WDでもスタックしてしまい脱出する事が
できない場合がありますが、この様な場合にはどの様に対処を行えば良いのでしょうか。
スタックしてしまった場合の対処法・その1
雪道でのスタックは、主に雪深いところにタイヤがはまってしまい抜け出せなくなることや、
抜け出すためアクセルを踏みすぎてしまい雪が氷状となってタイヤと路面がかみ合わない状態を指します。
この場合、通常であれば道路脇などに非常用として完備されている砂や砂利を駆動輪と氷上面の間に撒き、
タイヤと路面の摩擦抵抗を増やす事で対処を行いますが場所によってはこれらが完備されていない
ケースも存在します。
その様な場合に効果的なのが、スーパーなどでも簡単に購入する事ができる塩の存在です。
塩は、氷点下でも凍ることがなく砂や砂利と同じく非常脱出用として完備されている塩化カルシウムの
代用品として摩擦抵抗を増やす事が可能となり、スタックしてしまった部分へ撒くことによって
脱出させられる場合があります。
そのため、必需品ではありませんが雪道を走行する場合には、万が一の備えとして予め準備をしておくと
良いでしょう。
スタックしてしまった場合の対処法・その2
2つ目の対処法は、タイヤの空気を抜くと言う方法です。
スタックは、氷上面とタイヤの接地面積が少なくタイヤが空転している、或いはスリップ状態となり
起こるケースがありますがこの様な場合には、駆動輪の空気を少々抜き氷上面とタイヤの接地面積を
増やす事で脱出できる場合があります。
タイヤの空気は、バルブを外し中央部にある突起を押し込むことで抜くことができますので
覚えておくと良いでしょう。
ただし空気を抜きすぎてしまうと、その後の走行に支障が出る恐れがありますので、1本ずつ様子を
見ながら調整しておくことをおすすめします。
新型RAV4:雪道での走行性能のまとめ
今回は、トヨタ・新型RAV4と雪道の走行性能について解説してきましたが、新型RAV4には4WD車が
設定されており、最新鋭の駆動輪制御システムが搭載されている事から雪道でも非常に高い走行性能が
備わっている事が分かったと思います。
ただし、2WD車については雪道での走行こそ可能なものの、前述した理由などによって4WDよりも
走行性能は低くなりますので注意が必要です。
また、新型RAV4は最新鋭の駆動輪制御システムが搭載されている場合でも、スタッドレスタイヤや
タイヤチェーンなどを導入しなければ雪道での走行性能を最大限発揮させる事はできませんので、
覚えておくと良いでしょう。
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