日本SUVの代名詞と言ってよいほどのホンダヴェゼル。
今や日本でも大人気のSUVというジャンルは大人気ですが、この人気の火付け役はホンダヴェゼルでした。
2013年の発表以来、常にSUVというジャンルのみならず、
日本の自動車をある意味けん引してきたといっても過言ではないでしょう。
今回は、実際ヴェゼルに試乗した声を見てみましょう。
ホンダヴェゼルに試乗してみました
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ホンダヴェゼルに試乗してみると、まず最初に感じるのは、思ったほど高い見晴らしではないな、
ということです。SUVというと背が高く見晴らしがよいというイメージがあるので、
そういうイメージを持っていると違和感を感じるかもしれません。
アイポイントをセダン比で100mm高く設定されたとされるポジションですので、
どちらかというとスポーティーな雰囲気で、クーペとしては視界が良いというレベルです。
一方で、ヴェゼルについてロー&ワイドなイメージを持っている方は、
思ったよりも着座位置と目線が高いという声もありました。
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シートは包まれるような感触がありますが、座面がやや硬めに感じられます。
ハイブリッド車の場合ですと、パワースイッチを入れ走り出すと、EV走行で静かに動き出し、
少し強くアクセルを踏むと、エンジン走行に切り替わります。
EVからエンジンへの切り替えはスムーズに行われますので、モニターか音(振動)に注意していないと、
分からないくらいです。ステアリングはしっかりとしたグリップ感が伝わります。
走りは軽快な動きを示し、コーナーでもロールを感じさせません。
ステリングの反応も敏感とまでは言えませんが、1,300kgという車重の割にはスポーティーな反応のようです。
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Sモードを備えるハイブリッド車は爆発的な加速はないのですが、切り替えることによりパワフルな感じが増して、
早い動きを見せるようになるようになります。
ちなみにSモードスイッチを押すと、メーターの照明がグリーンからレッドに変わり、
何か戦闘モードになったかのような感覚です。
通常走行でシフトダウン時以外はあまり必要性のないパドルスイッチも、Sモード使用時には積極的に
活用したくなるような走りをみせます。
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走行時はハイブリッド車なので、EV走行時はもちろん静かなのですが、
低回転域ではエンジンの音もよく押さえられており、ロードノイズも少なく上質な感じがしますが、
高回転域となると、エンジンの振動が室内にも伝わるようになってきます。
マイナーチェンジによって、スタイル、燃費のよさと、運転の愉しさと、
事故回避機能やドライバーサポート支援機能など、安全性も強化して、さらに魅力的なクルマになったようですね。
ホンダヴェゼルの実際の試乗評価はどう?
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ホンダヴェゼルの実際の試乗評価はどうでしょうか。色々な声を拾ってみました。
・マイナーチェンジ後は、路面の状態などを検知する能力が高まり、駆動力配分が従来以上に緊密に行われ、
雪道の上り坂などでも、前輪の空転が生じにくくなった。
・カーブを曲がる時の操作性もよい。
ハンドルを切り込みながら、緩やかにアクセルペダルを踏み込んだ時など、
前輪が外側へ滑って旋回軌跡を拡大させる状態になりにくいのがポイント。
・舗装路を2WDのRSで走ったケースでは、カーブに入る手前でハンドルを切り込んだ時に、
ボディが唐突に傾く印象はなく挙動の変化が緩やかに進んだ。
・カーブを曲がっているときでも、旋回軌跡を拡大させにくいし、
カーブが深く回り込む場面でアクセルペダルを戻す操作をした時も、後輪の設置性を損ないにくいのがいい。
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・乗り心地はマイナーチェンジ前に比べると粗さが解消されて快適になったが、今でも少し硬い。
・ヴェゼルは、ハイブリッドの作動そのものがマイナーチェンジ前と比べて印象が変わっている。
・マイナーチェンジ前は、アクセルペダルを踏んだ時の反応が少し緩慢だったが、
マイナーチェンジ後は素早く反応する。発進時は力強く、その後の速度調節もしやすい。
・加速の際の伸びも向上している。
以前は、アクセルペダルを踏み込んでエンジンとモーターの回転がある程度上昇すると、
速度に伸び悩み傾向が生じていたが、この度合いがマイナーチェンジ後は弱まっている。
・ヴェゼルのハイブリッドと7速DCTは、リコールを含めて数回の改良を受けた結果、
変速の仕方が滑らかになった。しかし、減速してアクセルペダルから足を離し、
そのまま徐行しているようなとき、ボディが微妙に前後にゆすられるようなところはまだ少し残っている。
このあたりについては、トルクコンバーターを使った従来型ATの滑らかさに近づけるのが課題となるだろう。
・乗り心地が快適とか、上質というレベルではないが、少なくとも不満は払拭されている。
1.5Lエンジンを搭載した車種としては、満足できるレベルとなっている。
このような声が見られました。
多少硬めの乗り心地ですが、より扱いやすい反応のよさとお買い得なクルマという評価が多くみられました。
ホンダヴェゼルにはこう乗ってみよう!試乗のポイントを紹介します
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クルマに乗る目的は人それぞれです。
クルマに何を求めるかで、試乗する際に見方が異なってくると思います。
しかし、基本的な性能はやはり押さえておきたいですね。
どんなクルマでもそうですが、これから試乗される方は次の点をポイントとして試乗してみましょう。
・エクステリア・デザイン性
・インテリア・居住性
・走行性能・運転のしやすさ
・燃費・維持費
こうした基本的なところは押さえておきたいですね。
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基本的にヴェゼルはこの4つのバランスが非常によいクルマとなっています。
逆に言うと、突出した個性があるわけではないのですが、
ライバル車と比較しても比較的優位に立つポイントは多いと思います。
それぞれの点についてもう少し見ていきましょう。
・エクステリア・デザイン性
マイナーチェンジを経て、フロントマスクに変更がくわえられてシャープな顔立ちになっています。
LEDウィンカーも細長いタイプにデザイン変更され、より精悍な顔立ちになりました。
少し残念なのはシーケンシャルタイプ(流れるタイプ)ではないことです。
ボディは基本的にあまり変わらず、流麗なデザインです。
この辺りは好みの要素が強いのですが、もしかすると日産ジュークの方が特徴があって喜ばれるかもしれません。
・インテリア・居住性
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インテリア・居住性は、ホンダが開発したセンタータンクレイアウトによって、
同じ大きさのライバル車と比べても非常に広く、快適な居住性を獲得しています。
また、ラゲッジスペースは、幅・奥行きとも十分に確保してあり、
リアシートを倒しラゲッジスペースを拡大すると、フルフラットな底面となり、
かなりの荷物を積み込めるほか、ヴェゼル独自の後部座席のチットアップ機能により、
サーフボードや自転車のような長いものも車内にしっかり格納することができます。
アウトドアやツーリング、マリンスポーツなどを楽しむ方は、
こうした点も、試乗するときに実際確認してみましょう。
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・走行性能・運転のしやすさ
先ほどの試乗評価でも見られましたが、軽快な動きを示し、コーナーでもロールを感じさせません。
ハイブリッドの場合特にモーターとガソリンエンジンのつなぎ目がなくナチュラルなことも体感してみてください。
車体の大きさもSUVの中ではコンパクトな部類に入るので、取り回ししやすく、
ボンネットが少し見えるので、車幅やボディ先端の位置も分かりやすくなっています。
ただ、後方視界については、サイドウィンドウの下端は後ろへと持ち上げられ、
更にボディ後方のピラー(柱)も少し太いために、斜め後方の視界が確保しづらいようです。
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トヨタのC-HRに比べれば見やすい方ですが、試乗する際はぜひ縦列駐車や車庫入れを試した方が良いですね。
・燃費・維持費
特にハイブリッドの場合、市街地の走行は燃費が悪くなりがちです。
ストップ&ゴーが多い渋滞では、ハイブリッドの利点となるEV走行があまり生かせないからです。
ご自身の乗るスタイルを考えてみましょう。
高速道路や、郊外道路などを走るのであれば、非常に良い燃費をたたき出すことができますので、
大変コストパフォーマンスが良いものとなるでしょう。
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マイナーチェンジ後は、ホンダセンシングが標準装備されていますので、基本的にお買い得になっています。
その上、燃費が良いのであれば、いうことなしですね。
このように、試乗される際は、先に挙げた基本的な項目をご自身のライフスタイルと重ね合わせ、
試乗してみましょう。
長く相棒となるステキな一台が見つかりますよ。
ホンダヴェゼルの試乗についての考察はこちら!
アイキャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/