みなさん、MITSUBISHIから販売されている『デリカ』という車をどれくらい知っていますか?
このページにやってきたということは、デリカに興味がある、デリカのことを知りたいという人なのだと思います。
最初のデリカの発売は1968年になります。
日本が1回目の東京オリンピックに沸いていたような時期から販売され続けているのですが、そのデリカの50年の歴史をしっかりと受け継いでいるのが今回紹介していく『デリカD5』です。
デリカD5は前回のフルモデルチェンジが2007年であったため、最新のライバル車に装飾面や機能面で遅れをとっている部分も多いのですが、それでも月1000台ほどは売れている人気車種です。
そんなデリカD5が2019年にビッグマイナーチェンジをするということで、話題になっていますね。
ビッグマイナーチェンジをしたデリカD5は以前のものとは大きく異なる部分も多く、フルモデルチェンジに近いような内容になっていますよ。
今回はそんなデリカD5のスペックについて見ていきます。
デリカD5にあるガソリン車とクリーンディーゼル車の違いにフォーカスしていきますよ。
ボディスペックを紹介
まずは、ボディスペックを見ていきましょう。
数値を見ることで、わかってくることがあるはずです。
ガソリン車(2WD) | ガソリン車(4WD) | ディーゼル車 | |
車長 | 4790mm | 4790mm | |
車幅 | 1795mm | 1795mm | |
車高 | 1850mm | 1870mm | |
車内長 | 2915mm | 2915mm | |
車内幅 | 1505mm | 1505mm | |
車内高 | 1310mm | 1310mm | |
ホイールベース | 2850mm | 2850mm | |
トレッド前 | 1545mm | 1540mm | |
トレッド後 | 1545mm | 1540mm | |
最小回転半径 | 5700mm | 5600mm | |
車両重量 | 1880~1910 | 1770~1800 | 1680~1690 |
乗車定員 | 7~8名 | 7~8名 |
ディーゼル車は4WDですので、ボディスペックに関してはガソリン車とディーゼル車の間には、違いはほとんどありませんね。
違っている部分といえば車両重量です。
ガソリン車(2WD)→ガソリン車(4WD)→ディーゼル車
の順に重くなっていますね。
よりしっかりとしたエンジンを積んでいかなければいけないので、重くなるのは仕方ありませんが、この後で紹介している燃費にも影響してきます。
外寸は、やはりミニバンということで大きめです。
運転が苦手な人だと、車長が4800mmもある上に車高も後ろまで高いので、少し難しいでしょうね。
内寸を見てみると、やはり車内長は十分すぎるほど長くなっていますね。
三列シートになっているミニバン、ということを考えても長いです。
デリカD5はシートアレンジも豊富なので、工夫すれば複数人での車中泊も可能だと思います。
少し馴染みがない用語についても紹介します。
ホイールベースは、前輪中心と後輪中心の間の長さのことになっています。
この値が大きいほど、小回りが効きにくくなる傾向がありますが、その分直進時の安定性が増す傾向があります。
トレッドは車輪の左右の間の長さのことを言います。
最小回転半径は、ハンドルを思いっきり切って回転したとき、描く円の軌跡の半径のことを指します。
この値は、実際にハンドルを切って計測した値ではなく、計算で求めた値のようです。
最小回転半径については、とてもわかりやすく、値が小さければ小さいほど、小回りが利くということになります。
簡単にしか見ていませんが、いろいろとわかることがありますね。
エンジンスペックを比較
これまではデリカD5のボディのスペックを見てきましたが、エンジンのスペックについてもここから見ていきましょう。
ガソリン車(2WD) | ガソリン車(4WD) | ディーゼル車 | |
内径 | 86.0mm | 88.0mm | 86.0mm |
行程 | 86.0mm | 97.0mm | 97.6mm |
総排気量 | 1.998cc | 2.359cc | 2.267cc |
圧縮比 | 10.5 | 10.5 | 14.9 |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 軽油 | |
タンク容量 | 66L | 66L | 64L |
最大出力 | 150/6000 | 170/6000 | 148/3500 |
最大トルク | 191/4200 | 226/4100 | 360/1500~2750 |
燃費 | 13.0km/L | 10.6km/L | 13.0km/L |
最大出力の単位はPS/rpmで
最大トルクの単位はN・m/rpmになっています。
/の左側の数値が大きければ大きほどMaxの力が強いということです。
/の右側はMaxの値を出すときにエンジンがどれくらい回転しているかを示しています。
先ほどのボディスペックのときは、ガソリン車とクリーンディーゼル車との間にはそれほど差がありませんでしたが、エンジンスペックの方は全然違いますね。
クリーンディーゼル車の特徴といえば、何と言っても燃料に軽油を使っているということですね。
燃費については、クリーンディーゼル車はガソリン車の2WDと変わらないのですが、軽油はガソリンに比べて相当安いので、維持費を見てみると大きく差が開くことになります。
またクリーンディーゼル車は、2019年のビッグマイナーチェンジで大幅改良をされることになります。
走行性能についても相当進化するので、期待が高まりますね。
車の加速性能は、走りを考える上で重要になってくると思います。
加速性能は乗ってみないとなかなかわかりにくいかもしれませんが、加速性能の1つの指標となる数値があります。
それがパワーウェイトレシオです。
パワーウェイトレシオは車両重量に対する出力の高さのことで、この値が小さいほど、加速力が大きいといえます。
つまりパワーウェイトレシオ=車両重量÷最大出力ですね。
ガソリン車 2WD ・・・・11.2~11.3kg/PS
ガソリン車 4WD ・・・・10.4~10.6kg/PS
クリーンディーゼル車・・・12.7~12.9kg/PS
こうやってみると、やはり加速性能についてはガソリン車の4WDがもっとも優れているといえますね。
クリーンディーゼル車は、軽油を使っているということもあって、加速はまずまずといったところになっています。
安全性能のスペック紹介
デリカD5の最新の安全性能のスペックを見ていきましょう。
現行のデリカD5しか知らないって人ならきっと驚くはずですよ。
1 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
2 レーダークルーズコントロールシステム(ACC)
3 後退時車両検知警報システム(RCTA)
4 車線逸脱警報システム(LDW)
5 マルチアラウンドモニター
6 オートマチックハイビーム(AHB)
7 後方車両検知警報システム(BSW/LCA)
2019年のビッグマイナーチェンジによってこれら7つの先進安全機能が追加されました。
どの機能をとっても、交通事故発生のリスクを低下させてくれるものになってますね。
スペックまとめ
いかがでしたでしょうか?
スペック情報は数字でしかないかもしれませんが、その数字から見て取れることがたくさんありましたね。
デリカD5にはさらなるビッグマイナーチェンジが待っているので、注目です。
今回紹介したスペックは数値でしたが、他にも購入者の口コミや、実際に試乗しに行ったりすると行った方法で、情報はいくらでも集められると思うので、購入の際はしっかりと考えてくださいね。