発売から2年が経過しても、SUV部門で高い人気を誇るのが、トヨタC-HRです。
気になる安全性能に関しては、Toyota Safety Senseを採用しています。
どのような安全装備が含まれているのか、調べてみました。
Contents
トヨタC-HRは運転しやすいのか?
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
まずは、運転しやすさを見ていきます。
前方視界
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
C-HRのボンネットはそれほど傾斜していませんが、先端部を目視することはできません。
運転席のシートポジションが低めに設定されており、それに伴って、視点の高さが低いためです。
運転席に上下のアジャスターが付いていますが、調整してもボンネット先端部が
見えるようにはなりません。
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
さらに、ボンネットの長さも短いわけではないので、切り返しや縦列駐車の際に、
前の車との間隔を寄せたり、壁に寄せたりするのは、慣れるまでは大変かもしれません。
ただ、斜め前方の視界に関しては、悪くありません。
フロントピラーは傾斜していますが、細いので視界を遮らず、三角窓が死角を軽減してくれています。
交差点で曲がる時に、横断歩道上の歩行者を見落としてしまう可能性は低いでしょう。
車幅間隔
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
次に車幅間隔です。
運転席からボンネットの先端が見えると、車幅感覚をつかむ目安になりますが、
先ほど触れたとおり、C-HRはボンネット先端を目安に出来ません。
なので、車幅の感覚は掴みやすいとは言えません。
また、全幅が1,795㎜あるため、左右のフロントピラーを同時に見ることができません。
それが、車幅を掴みにくくしている原因になっています。
感覚をつかむまでは、すれ違いなどの際に側面を擦ってしまわないよう、十分な注意が必要です。
後方視界
最後に後方視界です。
C-HRはスタイリッシュさを優先した車なので、リアウィンドウの面積がかなり小さいです。
そのため、バック時に、目視で後方の安全確認をしようとしても、見える範囲は限られています。
また、リアドアウィンドウの面積も狭いため、斜め後方視界もかなり見えづらい様です。
よって、バック時だけでなく、走行中も、斜め後方の車両が死角に入ってしまうので、
車線変更時も注意が必要になります。
C-HRの運転しやすさ
前方間隔、車幅間隔はつかみにくく、後方視界も見づらいとなると、あまり運転しやすくはない、
といえます。ただ、それをアシストするオプションは用意されています。
運転が苦手な方は、それらのオプションをつけることをお勧めします。
トヨタC-HRの安全はどうなのか?自動ブレーキの効きは?
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
C-HRには衝突回避支援パッケージのToyota Safety Senseが搭載されています。
検知できる距離の長いミリ波レーダーと、物体の形や大きさを認識できる単眼カメラを併用した検知センサーで、
4つのシステムを実現しています。4つのシステムを詳しく見ていきます。
プリクラッシュセーフティ
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
前方の車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検知し、警報ブザーとディスプレイ表示で知らせます。
さらに、ブレーキを踏めた場合は衝突を回避する為に、プリクラッシュブレーキアシストが働き、
運転者が踏むより強くブレーキをかけます。
ブレーキを踏めなかった場合には、プリクラッシュブレーキを作動させて、減速のためにブレーキをかけて、
衝突を回避する、または衝突した際の被害軽減をサポートしてくれます。
プリクラッシュブレーキの作動は、歩行者に対しては車が時速約10km〜80kmの速度で作動します。
車両対しては自分の車が時速約10km以上で作動します。
レーンディパーチャーアラート
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
レーンディパーチャーアラートは、道路の白線や黄色線を、ウィンカーを出さずに超えそうになった場合、
ブザーとディスプレイ表示で、警報を行います。
その際に、車線を越えそうになった状況を回避する、つまり正しい走行帯へ復帰する為に、
電動パワーステアリングを制御し、復帰をサポートてくれます。
作動する条件は、幅3m以上の白線や黄色線を、速度50km/h以上で走行した時です。
また、スイッチも付いているので、ON/OFFは運転する方がコントロールできます。
オートマチックハイビーム
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
ハイビームとロービームを自動で切替してくれる機能です。
つまり、前方に車や歩行者がいない時は、ハイビームにする、対向車や歩行者がいる時はロービームにする、
という事を自動的に切り替えてくれるシステムです。
作動する条件は時速約30km以上です。スイッチでON/OFFすることが出来ます。
ハイビームにしたり、ロービームにしたり面倒くさい方や、ハイビームにしたけれど、
ロービームへの切り替えを忘れてしまう方には、便利な機能です。
レーダークルーズコントロール
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、速度に応じた車間距離を保ちながら、追従走行します。
前方の車が停止したら、自分の車も停止し、前方の車が発進した時は、発進し、前の車に一定の距離を保って、走行します。
出来る機能は、
・決まったスピードでの走行する
・前方の車と同じスピードで走行する
・前方の車が減速、停止したらその速度に合わせて走行、停止する
・前方の車がいなくなったら、決まったスピードで走行する
というものです。
渋滞の時に、前方の車に合わせて、停止・発進を繰り返す必要がなくなります。
以上が4つの機能です。
この機能を見ると、自動運転ももうすぐ実現するのでは、と期待が膨らみます。
トヨタC-HRの横滑り防止機能の性能を知りたい!
引用URL https://toyota.jp/c-hr/
C-HRには横滑り防止機能として、VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール=横滑り防止装置)を進化させた、
S-VSCを搭載しています。
加えて、TRC(トラクション・コントロール)という、タイヤ空転抑制機能を搭載し、横滑りを抑制させています。
VSCは、簡単に言うと、カーブを曲がる際に外側にふくらむの抑え、TRCは加速時にタイヤが空転して横滑りすることを抑える機能です。
VSCについて、詳しく説明すると、他車、歩行者、障害物などを回避するため、急なハンドル操作をした場合や、
早いスピードでコーナーに進入した場合など、クルマが横滑りしそうな状況をセンサーが感知します。
そうなると、自動的に4輪のブレーキとエンジン出力を、コンピューターが最適に制御し、操縦性、
走行安定性を向上させ、横滑りや車体が外側へふくらむことを抑えてくれます。
S-VSCは、このVSCと電動パワーステアリングを協調させた世界初の予防安全システムです。
S-VSCはVSCの機能に加え、パワーステアリングも制御し、車体が安定する方向へハンドルもアシストしてくれます。
つまり、ハンドルが外側に行きそうな場合は、それをブレーキとエンジンに加えて、ステアリングを余計な方向へ切らない様に制御してくれます。それにより、前輪や後輪の横滑りによるスピンを回避してくれます。
トヨタの調査では、VSCを搭載している車は、付いていない車にくらべると、
35%も事故率が低いそうです。
以上が、C-HRの安全装備に関して、調べてみた結果です。
世間では自動運転に対する関心や期待が高まっていますが、C-HRの安全装備を見る限り、
実現しそうな感じはありますね。
C-HRはデザインを追及している車ではありますが、安全装備もしっかり付いています。
特にレーダークルーズコントロールは渋滞の多い都市部に住んでいる方には、
かなり助かる機能であるので、試乗の際には是非試して頂ければと思います。