トヨタのミニバンのラインナップの中でもちょうどいい値段帯と格好いい見た目で人気をほこるヴォクシー。
他にも色々ある車種中で、あのちょうどいいエンジンサイズとボディサイズも人気の理由の一つかもしれませんね。
今回はそのヴォクシーについて、燃費の観点から掘り下げて見ていこうかと思います。
なかなか燃費のいいミニバンってないのですが、トヨタヴォクシーはどうなんでしょうか?
それに実際に燃費といってもカタログ値と実燃費にわかれますので、それも踏まえつつ燃費が向上しているかも視野に入れていきたいと思います。
トヨタヴォクシーの燃費はどうなのか!?
引用:https://img.indianautosblog.com/2013/11/Toyota-Voxy.jpg
さて実際の燃費なんですが、公式ウェブサイトによるカタログ値ですと16km/L〜23km/Lと出ていますね。
この数字はガソリン車からハイブリッド車までの数値ですね。
ハイブリッド車の燃費のがいいのはわかるんですが、ガソリン車でも他のミニバンと比べてもそこまで悪くない数字ですよね。
ミニバンにしては車重がそこまで重くなく、エンジンが一回り小さいのも燃費の良さに影響しているのかもしれません。
もしかしたら、エンジンが小さいのは不満の出るところかもしれませんが(笑)。
公式ウェブサイトによるとDual-VVT-i(Variable Valve Timing-intelligent)の採用により燃費が向上していると述べてます。
簡単にいうと、VVT-iとは吸排気のバルブタイミングを最適に制御してくれるシステムのようです。
上記のような事からミニバンの中でも燃費は良い部類に入るんだと思います。
因みにヴェルファイアのカタログ値燃費は、10.4km/L〜19.4km/L。
これもガソリン車からハイブリッド車の値です。
加えて、前述したようにヴォクシーは実際の車重が他にラインナップされてるミニバンよりも500kg前後軽いですね。
車重はヴォクシーが1,560kg〜2,035kg(4WD、ハイブリッド車を含む)なのに対し、ヴェルファイアは1,920kg〜2,625kgとなっています。
車重はオプションを付けると変動するので、モデルとオプションによってはヴォクシーが重くなる可能性もありますが、ベースモデルとしてはヴェルファイアよりは軽いですね。
アルファードもありますが、基本的にヴェルファイアとほぼ一緒なので割愛します(笑)。
トヨタのミニバンのラインナップの中では、車重と燃費においては比較的軽量、低燃費の部類にはいるヴォクシーですが、実際に走行した場合の燃費はどんなものなのでしょうか?
トヨタヴォクシーの実燃費と燃費確認した情報を紹介
さて実際に燃費といっても、メーカーオフィシャルの燃費の数字から、実走行した実燃費と2つにわかれます。
そこで実際にどこまで違いがあるのかを調べて見てみましょう。
ざっくりネットで調べてみると、ガソリン車の実走行時の値は概ね10〜12km/Lといったところみたいですね。
4WDだともう少し悪くなると思います。
これらの数値は個人的には妥当なところだと思います。
実際、乗り方(使い方)にも左右されるので最低の値はもっと下になる可能性もあると思います。
街乗りでだいたい10km/L前後で、高速だと12km/L辺りなんですね。
もしかすると高速だと、走り方次第ではもうちょっと低燃費になるかもしれません。
暖気がしっかりしてあって(ですが暖気のし過ぎも良くない)、比較的距離を乗るのり方だと燃費が向上するので、そうじゃない使い方だとこの数値よりも下になる可能性があります。
例えば、冬の時に送り迎えで10分以下の走行を毎日すると、多少燃費は悪くなると思います。
一般的な話ではありますが、その逆に日曜、休日に遠出をして帰って来た場合などはもっと高くなります。
通勤や送り迎えなどでもある程度距離を乗る人は、そうじゃない人に比べて高くなると思います。
次にハイブリッド車の実走行燃費を調べて見てみましょう。
ハイブリッド車の場合は、概ね17km/L〜22km/Lで収まりそうですね。
こちらも妥当な範囲であると思います。
さすがハイブリッド車の燃費ですね、なかなかの数値が出てますね。
ミニバンのあの車体でこの数値はハイブリッド車じゃないと出せない数値になってます。
ハイブリッド車も基本的にはガソリン車と一緒で、高速巡航をすると良くなります。
ですが、ハイブリッド車の強みは街乗りの時の燃費がガソリン車と比べて非常にいいことですね。
ただエンジンが温まってないと、ガソリン車並の燃費になってしまう可能性があるので注意が必要です。
後は多少車体の値段が高いくらいですかね(笑)。
トヨタヴォクシーの燃費はどの程度向上していっている?
引用:https://www.trapo.asia/id/wp-content/uploads/sites/9/2018/05/Toyota-Voxy-2018_Trapo-Indonesia_KarpetMobil-Carmat-Carfloormat-Rubbermat-Coilmat-EVAFoammat-Customized-1200×800.png
さて今度は実際にヴォクシーの燃費はどれほど向上しているかも見ていきましょう。
トヨタヴォクシーはもともと低燃費の車体だったんですが、新型になって変わったのでしょうか?
インターネットで探してみるとちらほらと出てきますね。
ミニバンで燃費向上させるのは難しいかもしれませんが、実際にはどうなのでしょう。
まずは初代モデル(60系)の燃費はどうでしょう。
カタログ値ですと、14.2km/L(2WD)で、12.6km/L(4WD)となっています。
実燃費は確認が難しいですが、カタログ値のデータの60%〜70%くらいが実燃費というのが一般的なので、9.58km/L(2WD)と8.90km/L(4WD)くらいになるんじゃないかなと思います。
エンジンは1998ccで馬力は152ps/6000rpmと出ています。
お次は2世代目のモデルで70系と呼ばれるものを見てましょう。
カタログ値だと14.4km/L(2WD)で、13.8km/L(4WD)と出ています。
2WDモデルだと数字に変わりはありませんが、4WDだと結構良くなっていますね。
その差は1.2km/Lの差が出ています。
これは純粋に素晴らしいです。
この世代はエンジンにバルブマチックという新システムを載せていて、それが燃費性能の向上に一役買ったんだと思います。
エンジンとしては1986ccで143ps/5600rpmとなっており、少し排気量と馬力共に小さくなっていますね。
実燃費でいうと2WDには変化は殆ど見られず、4WDだと大体10.7km/L〜9.5km/L辺りかと思われ、少し燃費がよくなっています。
それで最後に一番新しい世代の80系を見てましょう。
これについては上述してある物と一緒なんですが、カタログ値はガソリン車の2WDで16.0km/Lの4WDで14.8km/L〜15.0km/Lとなっています。
そしてハイブリッド車ですと、23.8km/Lとなっています。
実燃費だとそれぞれ、2WDで10.5km/L〜12km/Lで、4WDだと8.9km/L〜10.5km/L辺りかと思われます。
ハイブリッド車の実燃費は大体17km/L〜22km/Lに収まると思います。
エンジンとしては1986ccで152ps/6100rpmとなっており、初代と二代目の間みたいな大きさになっていますね。
こうやって実際に見てみると少しづつではありますが、燃費は確かに向上していますね。
技術の進化でエンジンやその他の機能が向上しているためだと思います。
さすがトヨタのミニバンラインナップを代表する車種の一つですね。
ミニバンを購入予定の人はトヨタヴォクシーを候補の一つに加えてもいいと思います。